グーグルのスマホ Pixel 3 XLを購入したのでご紹介です。
Pixel 3無印より大きめのXLです。
アンドロイド機の基本ソフトを作っているGoogleがハードも手掛けてるということで、iOSを作っているアップルがiPhoneを出しているように他のアンドロイド機よりハードとソフトの親和性が良いようなイメージを受けますがさてどんな感じでしょうか?

購入したのは以前のファーウェイ端末と同じ月だったんですけどなかなか一気に使い込めないので今になっての紹介でーす。
アクションカムやドローンがたくさん増えてきたので、5台6台とウエラブルカメラと同時ペアリングする際に同じ数だけ必要なスマホのひとつとして、どうせなら大きくて見やすい画面で確認したということで買ったんですが、ファーウェイの端末を使ってからカメラの凄さに感動して単体でもカメラとしてガンガン使いたいと思うようになりました。

では開封。

内容物はこんな感じです。

ACアダプターですがこちらも急速充電が出来るように大容量のため凄く大きいです。

今まで私が見て来たスマホと変わっている部分としてはACアダプターの差し込みがこちらもType-Cの差し込みなんです。
なので付属するコードは両端がtype Cケーブルです。
出先でモバイルバッテリーに接続する際は付属のコードが両端ともtype-Cなので使う事が出来ませんがファーウェイのコードを持ち歩けば流用可能です。

左がtypeCのコネクターを今までのUSBに変換するアダプターです。
右はtypeCコネクターの本体に挿して汎用のイヤフォンを使えるようにするものです。
付属のイヤフォン使用時は必要ありません。

そして付属のイヤフォン。
耳に挿す部分は形状はiPhoneのイヤフォンみたいで耳に挿すというタイプじゃなく、耳たぶに固定するゴムのようなものが出ててこれがフィットして良い感じです。
本体を見てみましょう。

消灯時はロゴもなにも無いのでどこのメーカーのスマホか分かんないですねー。

裏面は独特です。
黒い艶のあるボディにグレーのマット調の素材を貼り付けたという感じです。

グレーの部分にある丸いところは指紋センサー。

レンズ部分はiPhoneみたいに少し出っ張ってます。
レンズが出ていると机に置いたりするときにここが当たるのが気になるのでやはりケースが欲しくなりますねぇ。
というわけで、

アマゾンでジャケットを買いました。 これでレンズが守れて安心ですね。

指紋センサー部分が無ければまるでiPhoneそっくりです。
最近はレンズが2眼のものが主流で前回紹介したファーウェイのように3眼カメラのスマホも有りますがこちらはオーソドックスな1つレンズです。
しかしそこはGoogleが作る最新スマホですから単眼でも古めかしさは無くそれどころかAIが凄い仕事をしてくれるんです。
ちょっとそのAIの実力を見てみましょう!

被写体にするのはまだ開封していない予備機としてスタンバイしているGoPro軍団を使ってみます。

約3cmの間隔を開けて並べました。
普通に撮ると全部にピントが合います。
でも

ポートレートモードで撮ると撮影後にピントを自由に動かすことが出来ます。
メニューバーの一番下の「奥行き」という部分です。

一番前にピントを合わせて背景を後からぼかしたところです。

「奥ゆき」のタブをタップするとさらに深いメニューが出て来て
「前景ぼかし」というのがスライダーで調整できるようになります。

今度はこのように前の撮影物をボカして一番後ろにピントを合わせる事が出来ます。
Pixel 3はこんな風に単眼カメラなのに1度撮影した画像で自由自在にピントの位置を変えたりピントの合う範囲を調整したりが簡単に出来てしまいます。
通常であれば絞りをどうしよう~等カメラの専門知識が無いと狙ったボケ味で撮影出来ませんが、これはAIのお陰で簡単に狙い通りのボケ味画像が撮れます。
デジカメで出来ない事がスマホのAI技術で出来てしまうという時代になったようですねぇ。
このスマホは単眼なのでカメラ機能はそんなに期待していなかったのですが想像以上に凄いですよ。

この画像を見てください。
同じボールペンの中から1本だけ持ち上げてポートレートモードで撮影したものです。
全てにピントを合わせたり後ろにピントを合わせたり自由自在ですが持ち上げたペンにピントを合わせています。
合わせるといっても画面でペンをタッチしてどこを中心にしてどのくらいボカすかスライダーを動かすだけです。
ペンのエッジに注目してほしいのですが驚くほど境目が自然です。
他のスマホではポートレートにすると人物が居ないと
「対象物が見つかりません」
とエラーが出たり、合成写真みたいな不自然な仕上がりになることも多いと思いますがPixel 3は凄いです。

さらにピントの合う範囲を絞り込んで「太字」という所を中心に一番強くぼかしを掛けた画像です。
背景がボケるどころかキャップの文字や下の「黒」という文字までもがボケてここまで撮影後に画像を加工出来ちゃいます。
上下にボケる感じは自然で背景のペンとのエッジも実にきれいです。
これはほんと凄いですねえ。
あなたもPixel 3を持てばボケ味のある写真が簡単に撮れちゃいますって感じです。
色んな機能が有りますが私が気に入った違う機能も紹介したいと思います。

撮影後にぼかしを調整するのはカメラを立ち上げた時の左側の「ポートレート」を選んで撮影する方法で先程は紹介してみて頂きました。
カメラを立ち上げた時のデフォルト状態では撮った画像は撮れたままなのであとから調整は利きません。
次に説明するのは一番右にある「その他」をタップしてここを選びます。

「その他」を選ぶとその中にまた色々なメニューが用意されてるので、
その中で「レンズ」という部分を選びます。
グーグルレンズという名前のメニューです。

グーグルレンズを選んでカメラを向けて調べたいものをタップするとその商品が何なのかネットから検索して表示してくれるんです。

そしてそのまま商品情報を検索したり買い物したり出来てしまいます。
もうここまで来るとデジカメでは不可能な領域ですね!
このグーグルレンズは他にもパッケージのテキストを読み取ってメモ帳に貼り付けて保存したり英語表記のものを映して翻訳を掛けて日本語で表示させたりともう2度と手放せない機能になる事間違いなしです。
ちなみにこのグーグルレンズは他のスマホでも利用は可能なのですが私が今所有するスマホの中では断トツでPixel 3が使いやすいです。
パッケージの文字をテキスト認識させる範囲指定をしたり翻訳をしたりするのが凄く楽なんです。
他のスマホでグーグルレンズではテキストの範囲指定がなかなか思うようにいかなかったりしますが、Pixel 3は流石Googleが作った端末だけ有ってこの辺の使いやすさはピカイチです。
手に持っている時も何か調べたい事が有れば本体のサイドをキュッキュッと握ればどんな状態からでもGoogleアシスタントが立ち上がり音声で検索が開始できます。
流石グーグルが作った端末、検索に使うのに抜群の昨日と使いやすさです。
さてここまで書くとべた褒めですがデメリットも書いておきますね。
カメラが1つなので画角が固定されデジタルズームしか使えません。
最近は2眼タイプが主流ですし前回紹介したファーウェイの3眼カメラはゴープロ並みに物凄い広角から望遠まで電子処理ではなく光学的に撮影出来てしまうのでこれが物凄く良かったんです。
先にファーウェイをいじってしまったから余計物足りなく感じるのかもしれませんが、超広角から望遠まで撮れない事には不満が出てしまいました。
このスマホの良い所は今回の発信を見て頂いた通りぼかしが綺麗に行く事と検索が文字でも音声でも画像でも自由自在にすばやく出来る部分です。
最後に

カメラの画角に不満があると書きましたが、インカメは良いですのでそこだけ触れておきます。

スリープから立ち上げるとこんな感じですが上のノッチの部分のスピーカのサイドにカメラが2つ搭載されてます。
背面のメインカメラは1つですがインカメラは2つなんですよ。
あっ、そうそう他に良い所としてはアプリがあまり余計なものが入ってなくて使いやすいところも好印象です。

インカメに関しては左右のカメラをこのようにプラスマイナスのバーが有りますので映る範囲を自由に調整できます。
物凄く広く映せますので皆で記念写真を撮るときに画面を見ながら手を伸ばして撮れば4〜5人くらい並んで写せます。
紹介したファーウェイ3眼カメラはアウトカメラは色んな画角を映せて良いですがインカメラは特徴が有りません。
でもPixel 3 はインカメラがとても広角に映せるのでユーチューバーの様にどのように自分が写っているかを見ながら配信する人にはスマホから距離を空けなくても広く撮れますし狭い場所でも撮れますし本体に近づけますから外部マイクが無くても音も拾いやすくなり配信する人には向いていると思いました。
ちなみに私が買ったものはSIMフリー版のGoogle Pixel 3 XLで内蔵メモリー128GBです。
確かキャリア版のドコモだと64GBしか選べなかっったような・・・
もしかしたら皆様が買った時に何かが違うかもしれませんので私のはSIMフリーである事をお伝えしておきます。
スマホのカメラが人工知能を持ちこんなに進化してしまえば、今後デジカメはどう対処していくのかも気になります。
ファーウェイの3眼カメラも凄く感動したので今度またそれぞれ実写レポートが出来ればと思いますのでまた見に来てくださいませー。